はじめに

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プログラムを書く前に

Java言語ではプログラムをクラスと呼びますが、
そのクラスには書き方のルールがあるので、しっかり覚えましょう!

先ほど作成したHello0yenSchool.javaを例に説明していきます。
まず、空白だけの行とコメント文はプログラムの動作に影響ありません。
下記の画像の行番号4、11、13は空白のみの行で、5~7や9はコメント文です。



次は、コメントをすべて取り去ったプログラムです。
これがプログラムのベースの形です。各行の意味は、後ほど説明します!



【プログラムの詳細説明】

  1. パッケージ文と空白行
    1行目:パッケージ文
    →プログラムが含まれるパッケージの名前を書きます。この文章は自動で生成されます。
    この文章は先頭行にある必要があります!
    2,4,8行目:空白行
    →無視されますが、ソースを見やすくする目的などで何行でも挿入することができます!


     POINT

     空白行をたくさんいれすぎると、間延びした
     見にくいコード(プログラム)になってしまうので注意しましょう。

  2. クラス宣言 - プログラムの名前を宣言する
    3行目:クラス宣言
    →Javaではプログラムをクラスという単位で作成します。
    public classはクラス宣言のキーワードで、Hello0yenSchoolがクラスの名前です。
    また、{ はプログラム本体の始まりを示し、 }が終わりを示します。


     POINT

     クラスの名前はプログラマが好きな名前を付けることができますが、
      先頭の文字は英字の大文字でなければなりません。

  3. メソッド - クラスを構成する単位
    プログラムの本体にあたる部分をメソッドといいます。クラスにはメソッドをいくつでも書くことができます。
    メソッドは5~7行の部分で、5行目をメソッドの宣言と言います。
    今回のメソッドの名前はmainです。mainは特別なメソッドに付ける名前なので他の名前を使うことはできません。
    { }で囲まれた中に命令文を書きます。
  4. 命令文 - 実行する処理
    メソッドの中で具体的な仕事を実行するのが命令文です。あらゆる命令文はメソッドの{ }の中に書かなければなりません。
    命令文は何行でも書くことができます。
    この命令文はHello0yenSchoolという文字列を表示する命令文です!





データ型の分類と役割について学ぼう

データには、文字列を扱うものや、数値を扱うものなどいろいろな種類のデータがあります。
Javaではそのデータの種類をデータ型と呼び定義しています。
Java言語では、データ型が大きく2つに分かれています。ではその2つについて紹介していきましょう。
まず1つ目は基本データ型です。これは変数の中にデータの値その物が入っている型を指します。
基本データ型は、整数型浮動小数型文字型論理型の4種類です。
そしてもう1つは参照型です。これは変数の中にデータがある場所を指す物が入っている型を指します。
参照型は、配列型クラス型インターフェース型の3種類です。



基本データ型に分類されている4種類の型について、より詳しくみていきましょう。


いろんな型がありますね。
ちなみに…
型名は次のように読みます!

int(イント) byte(バイト) short(ショート) long(ロング)
double(ダブル) float(フロート)
char(チャー)
boolean(ブーリアン)

※charやprintlnなど、書籍によっては紹介した読み方と異なる読み方もあります。

今回紹介した型以外にも、Javaにはまだまだ沢山の型があります。
基本的にどのような場面で、その型を使うのかを理解しておく必要があります。

ではそれぞれの型の特徴を学習していきましょう!


整数型

例)10 125 -3
整数を扱う型です。小数点のつくものは扱うことができません。

  • int型
    ほとんどの整数値を扱えます。扱える値の範囲は大体±21億4千万程度です。
  • byte型
    -128~127までの範囲の値しか使えません。
    使用目的としては、音の振幅やグラフィックスの色、通信データなどを表すのに使われます。不定形の特殊なデータを扱うのに向いています。
  • short型
    intの半分のメモリーしか使わない整数型です。
    その分扱える値の範囲は±32000程度と小さくなってしまいますが、今は大量のメモリーを利用できるようになったので、あまり使いません。
  • long型
    int型よりも大きな数値を扱うことができる型です。±992京3000兆程度の範囲の整数を扱うことができます。
    整数型の中でも特殊な型なので、使用に制限がかかるケースもあります。
    使用する場合は、末尾にLまたはl(小文字のエル)を付加してlong型のデータであることを明示する必要があります。
    例)123456789012L 9123456756l

浮動小数点型

例)1.25 -3.0
小数点を扱える型です。実数型とも言います。

  • double型
    float型の2倍の精度(有効桁数)を持てるという意味でdouble型といいます。有効桁数は10進数で言うと15桁程度にあたります。
    現在は大量のメモリーを利用できるようになったので、floatよりもdoubleを使うのが普通です。
     
  • float型
    現在ではあまり使われません。
    使うときは数値の末尾にFまたはfをつけます。
    例)123.23F 0.00235f

文字型

  • char型
    1文字分の文字コード(文字に割り当てられた番号)を保持する型です。
    書くときは、シングルクォーテーション( ‘ )で文字を囲むことに注意してください。
    例)’a’ ‘あ’

論理型

例)true false
真(true)と偽(false)の2種類の値だけを扱う命題論理です。命題論理では、例えば「それは真の数である」などという命題正しいか間違っているかを判断し、
正しければtrue、間違っていればfalseになります。
条件判断などでとても役に立ちます!

  • boolean型
    論理型は真か偽かを表す値です。値はtrueとfalseの2つのみです。

文字列型(参照型)

  • String型
    String型は複数の文字(これを文字列と言います)を扱う型です。たくさんあるクラス型のひとつです。
    文字列データはダブルクォーテーション( ” )で文字を囲うので注意しましょう!
    例)”こんにちは” “hello”

◆扱える値の範囲

それぞれの型には扱えるビット幅が違います。ビット幅はその型の値を表すのに必要なメモリー量です。
1ビットは、2進数1桁分です。値の範囲ははその型の値で扱える値の範囲を2のべき乗の形で示したものです。
下の図を参考にビット幅と値の範囲は覚えましょう。


※9,223,372,036,854,775,807は922京3372兆0368億5477万5807と読みます。

また、次の図は整数型のビット幅を比較したものです。
中央をゼロとし、正の側、負の側に割り当てられるビット数を示しています。それぞれの型が表現できる値の範囲をおおまかに知ることができます。



通過テスト

  1. 虫食いを穴埋めしなさい
    Javaではプログラムを ① という単位で作成します。
    ① の名前は好きな名前を付けることができますが、先頭は ② でなければなりません。
    {はプログラム本体の始まり、}が終わりを示し{}で囲まれた範囲を ③ と言い、 ③ の中に書く文を ④ と言います。
  2. int型の変数nを宣言し8を代入
    double型の変数boxを宣言しnを代入しboxを出力しなさい。
    double型の変数dを宣言し、10.7を代入
    int型の変数hakoを宣言しdを代入しhakoを出力しなさい。